日商簿記2級は独学でも合格可能なのかな・・・。
独学で日商簿記2級
先日、簿記2級に挑戦し合格 することができました。2022年1月に日商簿記3級を取得したのちに仕事の合間を見て独学で勉強し、2023年の正月休みで集中的に勉強して1月初旬に試験に臨みましたが不合格(55点)でした。その後、なんとかモチベーションを維持し、3月に再チャレンジしましたが不合格(65点)でした。
仕事の繁忙期を終えた7月頃に土日と通勤時間を利用して勉強し、3度目でなんとか合格しました。3度目の挑戦は、アウトプットに注力し、「合格するための本試験問題集 日商簿記2級」を3回ほど回し、89点で合格できました。
私が合格できたのは「連結会計」を捨てなかったことが大きかったと思っています。「みんなが欲しかったシリーズ」を基本に勉強していましたが、並行して「ふくしままさゆき」先生のYouTubeを視聴しながら、インプットした知識を補強していました。特に「連結会計」については「みんながわかるシリーズ」で概要は理解していましたが、しっかり基礎から理解できていないこともあり、応用問題につまづいていました。
「ふくしままさゆき」先生のYouTubeでは「連結会計」が有料になっていたこともあり、「よせだあつこ」先生のYouTubeで補強しました。
実際のテストでは「大問2」で連結会計が出題されましたが、比較的簡易な「株主資本等変動計算書」が出題されたこともあり、結果的に「大問2」で満点を取ることができました。
基本的な問題が出題されるネット試験で受験することはもちろんですが、3回目の受験では大問を解く順番とかける時間配分を意識しました。
- 時間配分(大問1は10分、大問4/5は25分、大問3は25分、大問2は20分)
- 問題を解く順番(大問1→大問4/5→大問3→大問2)
大問を解く順番については、奇問が出題されることが多い「大問2」や財務諸表と言った時間を要する「大問3」に時間をかけるために、商業簿記の仕分け問題である「大問1」と得点源にしなければならない工業簿記が出題される「大問4」「大問5」をいかに早く解けるかが合否のポイントになると思います。
使用した書籍とアプリ、YouTube
日商簿記2級の勉強では、日商簿記3級でも使用した「みんなが欲しかった」シリーズの「簿記の教科書」でインプットを行ったのちに同シリーズの「簿記の問題集」でアウトプットしました。また、3回目の受験ではアウトプットとして「合格するための本試験問題集 日商簿記2級」で様々問題に触れるようにしました。
問題集を繰り返し行うにあたっては、iPadを活用することで効率的に行うことができました。
市販の書籍を利用することにより問題は解けるようになりましたが、問題の本質を理解するために簿記のYouTubeを活用しました。自分の都合の良いように解釈している点に気づくことができ、特に独学では苦手意識のあった「連結会計」はYouTubeにより得意科目にすることができました。
また、日商簿記2級で出題される仕分けを網羅的かつ反復的にインプットするために、平日の通勤時間を利用して有料版の「パブロフ商業簿記」「パブロフ工業簿記」の仕分けを10回以上回しました。
■使用した書籍
■使用したアプリ
- パブロフ商業簿記(有料版)
- パブロフ工業簿記(有料版)
- 勘定科目1分トレーニング(無料)
■視聴したYouTube
まとめ
日商簿記2級は日商簿記3級に比べて「工業簿記」や「連結会計」が含まれるなど出題範囲は広くなり、難易度も上がりるため、効率的な勉強により短期間で合格を目指すには「予備校の通学」や「通信教育の受講」が近道だと思います。
しかし、日商簿記2級は初学者かどうかにもよりますが、300時間から500時間がほどであり、決して独学で取得不可能な資格ではありません。
私は日商簿記3級から合格するまでに時間を要しました。2回落ちたこともありモチベーションを維持することは難しかった時期もありますが、諦めなければ絶対に受かる資格だと実感しています。
コメント