昔に見ていたアニメの外伝作品にハマったのでご紹介します。
聖闘士星矢
私が小学生時代の1980年代後半、「聖闘士星矢」が流行っていました。アラフィフ世代の男性なら一度は読んだことがあるのではないでしょうか。当時は「週刊少年ジャンプ」に掲載されており、土曜日の19:00からアニメが放映されていました。
城戸さおりこと女神(アテナ)を守護する聖闘士が88星座を模した聖衣(クロス)を纏い、青銅聖闘士である主人公の星矢が神話時代の神々など強大な敵に挑んでいくストーリーです。
特に「黄金聖闘士編」(十二宮編)は人気がありました。88星座の頂点に立つ12星座の個性的な黄金聖闘士が、星矢たち青銅聖闘士を迎え撃つといったストーリーで、当時の小学生は自身の星座と黄金聖闘士のキャラを重ね合わせながら見ていました。
黄金聖闘士のなかでも、特に「蟹座」のデスマスクと「魚座」のアフロディーテは、女神(アテナ)を守護する黄金聖闘士らしからぬ邪悪な心の持ち主で、「蟹座」のデスマスクに至っては黄金聖衣から見放されるほどでした。作者の車田正美先生は「蟹座」と「魚座」に恨みがあるのかと思うほどです。
そんな小学生時代の思い出がある私が先日、Amazonプライムで「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」視聴してみました。思い出を彷彿させるような熱いストーリーで、一気見してしまいました。
アラフィフならではの視点で見どころをご紹介したいと思います。
聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話
本作は「聖闘士星矢」本編の外伝作品で、243年前の前聖戦(冥王軍との戦い)で天秤座の童虎や牡羊座のシオン(教皇)が生き残りとなったことを描いているストーリーです。前聖戦で童虎とシオン以外の黄金聖闘士がどのような最後を迎えたのかが描かれています。
主人公の天馬星座のテンマとその友人アローンに憑依した「ハーデス」、幼じみでアローンの妹の女神(アテナ)の「サーシャ」という最強の人間関係に、天秤座の童虎や牡羊座のシオンといった黄金聖闘士たちが絡む物語となっています。
ちなみに、「聖闘士星矢」本編の「冥王編」まで一通り読んだ方はでないと意味がわからないと思います。
本作を視聴するには、Amazonプライムの「dアニメストアfor Prime Video」(月額500円)に加入する必要があります。Amazonプライムで視聴できるOVAは前半のストーリーのみです。後半は漫画(11巻以降)を購入しました。
見どころ
「聖闘士星矢」本編が青銅聖闘士が中心の物語だったのに対して、本作は黄金聖闘士に焦点が当てられているのが特徴ですので、私みたいな黄金聖闘士好きには堪らない作品です。
本作と本編の黄金聖闘士を比べてみました。
243年前 | 本編 | ひとこと | |
教皇 | セージ(蟹座) | シオン(牡羊座) | 教皇セージとハクレンは双子 |
牡羊座(アリエス) | シオン | ムウ | 師匠は祭壇座のハクレン |
牡牛座(タウラス) | ハスガード | アルデバラン | 昔から巨漢枠 |
双子座(ジェミニ) | デフテロス | サガ | 相変わらずの最強感あり |
蟹座(キャンサー) | マニゴルド | デスマスク | 蟹座のヤンチャキャラは健在 |
獅子座(レオ) | レグルス | アイオリア | 少年レグルスは天才 |
乙女座(バルゴ) | アスミタ | シャカ | 昔から神に近い存在 |
天秤座(ライブラ) | 童虎 | 童虎 | 243年前は若手の黄金聖闘士 |
蠍座(スコーピオン) | カルディア | ミロ | デジェルと仲良し |
射手座(サジタリアス) | シジフォス | アイオロス | 243年前の黄金聖闘士のリーダー |
山羊座(カプリコーン) | エルシド | シュラ | シジフォスの弟分 |
水瓶座(アクエリアス) | テジェル | カミュ | テジェルのインテリ感がすごい |
魚座(ピスケス) | アルバフィカ | アフロディーテ | 昔から美形枠 |
いつの時代も双子座は黄金聖闘士は最強なのでしょうか?また、牡牛座の黄金聖闘士の噛ませ犬感も現在でした(笑)。
基本的には「聖闘士星矢」本編とキャラは同じような設定ですが、本作の黄金聖闘士はアテナに対する忠誠心が強いと感じました。
漫画を含め、感慨深いシーンがいくつもありますが、Amazonプライムで視聴できるOVAの中で特に私が好きなシーンの一部をご紹介します。
教皇セージと蟹座のマニゴルドの共闘
私が印象に残ったのは「蟹座」のマニゴルトと教皇セージが「蟹座」の黄金聖闘士である点です。「蟹座」の黄金聖闘士のマニゴルドはキャラ的にデスマスクのようなヤンチャなところもありながら、師匠である教皇セージと共闘して双子の神「タナトス」に立ち向かうシーンは圧巻でした。マニゴルドが死後に黄金聖衣でシオンに無言のメッセージを伝えるところが好きです。本作で蟹座の黄金聖闘士のイメージが一変しました。
祭壇座のハクレンと双子の神「ヒュプノス」との戦い
蟹座の黄金聖闘士を弟のセージに譲った祭壇座のハクレイ。ハーデス城に一人で立ち向かい双子の神「ヒュプノス」に立ち向かうハクレイは狂気そのもので、白銀聖闘士の域を遥かに凌ぐ活躍ぶりでした。
一人立ち向かうハクレイに共闘するために向かった牡羊座のシオンと鶴座のユズリハ。ハクレイの「わしは始めから帰る気も、お前らを死なせる気もない!!」と言って放った気迫の一撃にハクレイの執念を感じました。
乙女座のアスミタのラストシーン
不死である冥闘士の魂を封しる武器になるという「木蓮子」で数珠を完成させることができるのは、強大な小宇宙(コスモ)を持つ乙女座のアスミタのみ。
アスミタのもとにたどり着いた天馬星座のテンマが見たのは、目を開いているアスミタであり、「女神(アテナ)を頼んだぞ」と言って乙女座の黄金聖衣と数珠を残して消滅してしまうシーンがなんとも悲しいシーンです。
まとめ
「聖闘士星矢 THE LOST CAMVAS 冥王神話」ですが、私のように前半ストーリーをAmazonプライムで視聴して、後半ストーリーを漫画で楽しむ方法もありますし、前半ストーリーから漫画で楽しむ方法もあります。
Amazonプライムの「dアニメストアfor Prime Video」(月額500円)に加入してみて、ハマったら漫画を購入する方法のほうが費用を抑えられるのでお勧めです。
また、本作にはさらに黄金聖闘士の外伝があり、私はこちらも購入しました。
40年の時を遡って楽しむことができる作品でしたので、小学生時代に「聖闘士星矢」にハマった方に視聴をお勧めします。
コメント